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ハードル (世界標準)

 陸上競技はイギリス発祥のスポーツだ。だから今でもルールの随所にイギリスが見える。

 ほとんど知られていないがIAAF(国際陸連)が規程するトラックの最大の大きさは400mではなく440ヤード(約402m)だ。

 レーンの幅は昨年より1m22cm(4フィート)±1cmに統一された。(旧ルールでは1m22cm?1m25cmという範囲があったのだが日本では幅を設けず1m25cmに統一していた。結果、日本のトラックの大部分は国際規格に適合しなくなってしまった。)砲丸投げの重さも7.26キロ(16ポンド)。このようにヤード・ポンド法による規格が随所に見受けられる。

 110mハードルは元々120ヤードハードルだったというのは有名な話だ。だからスタートから1台目までは15ヤード(13.72m)。ハードル間は10ヤード(9.14m)。

 ハードルの高さもハイハードル42インチ(106.7cm:一般男子用)を筆頭に3インチ刻みで、39インチ(99.1cm:旧高校男子用)、36インチ(91.4cm:中学男子用)、33インチ(84.0cm:一般女子用)、30インチ(76.2cm:中学女子用)と下がっていく。そしてWMA(国際マスターズ陸連)ではさらに27インチ(68.6cm:男子80歳以上)の規格もある。

 距離はメートル規格のくせに、なぜヤード規格なのかという矛盾もあるが、それが歴史というもの。それが国際ルールというもの。またそれを知ることにより違った陸上競技の楽しみがある。

 ところがこのことから考えると日本の小学生のハードルは異質なものである。ハードルの高さ70cm、台数9台というルールはどちらも国際ルールから逸脱している。普通に考えれば高さは68.6cm、台数は8台にすべき。それが国際規格、Hurdles という競技だ。

 結果、日本の競技場では小学生専用のハードルが倉庫を圧迫している。費用面でも無駄であることは間違いない。欧州には68.6cmの高さにセットできるハードルがある。日本の小学生も70cmをやめ68.6cmにして、6段階の高さがセットできるハードルを作るべきだ。

(そのためにはきちんとしたルール化が必要だ。小学生の規格を日本陸連は定義していない。)

 台数も80mハードルならば8台が常識。そう東京五輪の依田選手(80mハードル)は8台の華麗なハードリングの上に5位に入賞した。オリンピックの短距離種目で日本の女子選手が入賞したことは他に無い。(1932ロス五輪で400mRで5位入賞というのはある。)それが日本の、世界の陸上競技の歴史である。

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