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インターハイ地区再編案

 全国高校総体(インターハイ)が閉幕した。暑い暑い長居スタジアムで、熱い熱い高校生の戦いが演じられた。

これ程熱く、盛り上がる大会は他に無い。喜ばしいことではないのかもしれないが、実際のところインターハイは国内最大の大会であろう。



 インターハイが何故盛り上がるのか? それは高校生の若さによるところがもちろん大きいが、それ以上に予選からの勝ちあがり戦であるという部分が大きい。誰一人の例外もなく、予選で落選した選手は本戦には出場できない。たまたまその日体調が悪くても何の救済もされない。加えて各県あるいはその下の地区の地元代表という地域性の部分がインターハイをより楽しくさせているのだ。



 そんなインターハイ地区予選会の情報化については以前にここで書いたが、今回はその地区の再編成について考えてみた。以前から近畿地区は他の地区に比べて不利であると感じていたからだ。

 できるだけ公平にかつ、現実的な地区編成というのはどんなものだろうか。



 次の表は都道府県の年少者人口(※1)を基にした現状の地区別の人口と四国を1とした場合の人口比率である。



地区北海道東北北関東南関東北信越東海近畿中国四国北九州南九州
北海道青森茨城千葉新潟静岡滋賀鳥取徳島福岡熊本
 岩手栃木東京富山愛知京都島根香川佐賀宮崎
 秋田群馬神奈川石川岐阜大阪岡山愛媛長崎鹿児島
 宮城埼玉山梨福井三重兵庫広島高知大分沖縄
 山形  長野 奈良山口   
 福島    和歌山    
人口73213472001365110812187294910645511225945
比率1.3 2.4 3.6 6.6 2.0 4.0 5.4 1.9 1.0 2.2 1.7




 驚いたのは6県もある近畿地区が最難関だと思っていたのが、実は人口的には南関東が圧倒的に多く、また北海道が最も有利だと思っていたのが、四国が最も人口の少ない地区であったことだ。実に南関東は四国の7倍近い人口となっている。国勢選挙じゃないが3倍を超える格差は不公平感を感じる。



 そこで私なりに新しい地区編成を考えてみた。

条件として



1.現在の地区割から大きく変わらないこと。

2.隣接しない県は同じ地区に入れないこと。

3.参加できる人数が減少しないこと。

4.地区大会が円滑に開催できること。



を考慮した。特に4の条件より、県の数が5県以上になると短距離系種目の組数が4組以上になってしまう為、準決勝を考えなければならず大会が肥大化するため、最大でも4県以内とした。また県の数が3県未満になってしまうと大会としての面白味が減少する(※2)ので、結果的に4県もしくは3県という地区編成になり、東京を含む地区が3県、それ以外が4県という12地区という形となった。



 それによる地区編成案とその場合の人口、同じく四国を基準とする人口比率を表したのが次の表だ。



地区北東北南東北北関東南関東北陸東海北近畿南近畿中国四国北九州南九州
北海道宮城栃木東京新潟静岡滋賀三重鳥取徳島福岡熊本
青森山形群馬神奈川富山岐阜京都大阪島根香川佐賀宮崎
岩手福島埼玉山梨石川愛知兵庫奈良広島愛媛長崎鹿児島
秋田茨城千葉 福井長野岡山和歌山山口高知大分沖縄
人口12701233239928297682235164218517865511225945
比率2.3 2.2 4.4 5.1 1.4 4.1 3.0 3.4 1.4 1.0 2.2 1.7




 12地区ということで1地区増加することになるが、予選の組数は増えない(※3)ので本戦としては問題ないであろう、なにより今より参加できる高校生が増えることは好ましいと思う。また結果的に現在の北・南関東大会のように同時2地区開催(※4)を考え易い編成となった。南関東が依然と人口が多いが東京は人口程は強くないので数字よりも差は少ないであろう。



 大会期間中多くの汗と涙を目にした。

高校時代にしか出場できない、多くの選手は出場も出来ない。

そんな大会を目指すことに大きな意義がある。

 学校スポーツの崩壊が危惧されている21世紀だが、インターハイは形を変えながらも、よりよい大会として存続し続けて欲しい。その為にはそろそろ地区再編成も必要ではないだろうか。



 若者よ目指せインターハイを君たちの涙は人生の宝物だ。



※1 総務省統計局平成16年の15歳以下の人口



※2 例えば東京と山梨の2県による地区とすれば人口バランス的にはよくなるが6位までをすべての県で独占しかねないので大会としての面白味が無くなる。



※3 現在の66名でも予選は9組、72名になっても9組のまま。今年の大阪は9レーントラックだったので予選は8組で行っていた。その場合でも予選は8組で変わらず。個人的には予選を9人で走らせるのは進出が厳しくなり好ましくないように思う。



※4 北関東と南関東は同時開催されている。何のための地区なの?と個人的には疑問なのだが、関東の人からは悪い話を聞いたことがない。

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