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陸上競技場考 その後 ( コラム・レビューその2)

 以前にこのコラムに書いた陸上競技場が、この程、紀の川市(旧桃山町)に完成した。(「桃源郷運動公園陸上競技場」)。和歌山県で3つ目のフル全天候規格トラック。それでも全国で最も少ない県だから、新しい競技場の誕生は喜ばしい限りだ。



 但し、私が懸念していた通り、400m8レーンのフル規格で、水濠や100m3レーンの練習走路まで付いているが、日よけらしい場所はほとんどなく、ナイター設備も無い。写真判定機は常設されたそうだが、とても駅から歩ける距離ではないし、宿泊施設も近くにない。こんなところで県レベルの大会が開催されることはないだろう。(トラックの色もピンク色じゃないし・・・)

桃源郷運動公園陸上競技場



 今回、全国高校選抜合宿の3つの会場の1つとして利用されたが、せっかくの新設の競技場なのに、陸協の今年度の大会スケジュールには残念ながら組み込まれていない。地元の中学校の大会の開催が検討されているようだが、今後の使い方は未定だ。



 億単位の税金を使って・・・悲しくて涙が出てきそうだ。



 他方では、この程、東京・西ヶ丘のナショナルトレーニングセンターに屋根付きの400mトラックが完成した。こちらは6レーンのトラックで、3種類の傾斜走路なども備える。国内初の施設として北京五輪を前に、各方面で絶賛されている。テレビや雑誌で目にした人も多いだろう。

JOC

(写真はJOCへのリンク)



 そう、私が前町長に手紙を書いた、このコラムに書いたような施設が、東京に出来たのだ。もし、同じような施設が「桃源郷」に出来ていればどうだっただろう。もちろん東京と和歌山では地の利が全然違うけど、それでも大きな脚光を浴びただろう。それだけでも村おこし、町の活性化につながったであろう。普通の陸上競技場を作ったって全国ニュースは取り上げてくれない。



 東京の施設はそりゃ金がかかっているけど(13億)、金をかけずに同じようなものをつくることだってできる。8レーンのトラックを公認ぎりぎりの4レーンにするだけで舗装費だけでも、何千万も違ってくる。下地や用地買収を考えれば億単位で変わってくるだろう。それだけで自転車置き場にある屋根程度のものなら、十分設置できるはずだ。

 試合をすることも少ないのに3レーンの練習走路も必要ないだろう。その予算で、63mの傾斜走路や砂場走路だって実現可能だ。

 あの時、私の話を聞いていてくれれば、このコラムを読んだ関係者が動いてくれたら、



 私にもう少し力があれば・・・悔しくて涙が出てきそうだ。



 でも、今更悔やんでも仕方がない。私のアイデア・ノウハウは次の競技場が作られるときに、きっと誰かがこのコラムを読んで頼りにしてくれるだろう? ということにしておいて。できてしまった施設は有効に利用しないと、それを考えることが大事だ。



 幸い?近畿地区の公営施設としては唯一のアテネやヘルシンキのスタジアムと同じ舗装のトラック(上記のナショナルトレーニングセンターも同じだし、北京のスタジアムも同じものになるらしい。詳しくはアスリートショップ参照ください)。そういった特徴を活かして、そしてなによりも競技会運営や合宿開催といったソフトの部分を充実させれば、地理的な不利は補えるだろう。

 トラックはピンク色にならなかったけど、心がピンク色になるような楽しい大会、楽しい練習会が、桃の花が咲く中、桃の果実の香る中、開催されてもらいたいものだ。もちろん、そのために私ができることがあるなら、喜んでお力添えいたすぞよ。

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