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インターハイ地区予選(情報公開)

 第59回全国高等学校陸上競技対校選手権大会(通称インターハイ)の地区予選会が全国11地区、10箇所の会場でこの程開催された。(※1)

 今年のインターハイは半地元、大阪・長居陸上競技場にて開催されるので、日頃滅多に会えない大学の陸上部(※2)の同窓生に会えるチャンスで、彼らが指導する生徒が長居への切符を得ることができるか、とても興味を持っていた。



 お世話になっている埼玉の先輩と、遠い北海道にいる同級生のところの生徒がちょうど出場ラインにいた。ランキングは悪くなかったが、共に跳躍競技。跳躍は水物(※3)だから、地区予選の結果を心配していた。



 だから開催期間中、インターネット上に結果が掲載されていないか調べまくった。でもかなりググったが(※4)、どこにも北関東大会の結果も北海道大会の結果も掲載されていなかった。(※5)

 結局、北関東の結果は直接先輩に聞き、北海道大会の上位結果は「2ちゃんねる」(※6)に載っていて、「おめでとう!」って一件落着だったのだが、非常に注目度の高いインターハイの予選の結果でさえ満足にインターネットに載っていないということは(※7)陸上競技のIT化が遅れていることの証明でもあろう。



 情報が掲載されていないことに対して、協会や連盟を責める声が多く、前出の「2ちゃんねる」にもぼろくそに書かれているが、これには色々な事情がある。



 まず一つに大会の枠組みの中にホームページへの結果公開という部分が入っていないので、運営側からすると実施する必要のない余計な作業という位置付けになってしまうからだ。それにホームページを作るなんて誰でもできる作業じゃないから、どうしてもボランティア組織の中では限界があり、無理が生じてくるものだ。



 また情報公開に対する考え方も、実現されていない理由のひとつだ。プログラムや競技場の掲示板に氏名や結果が掲載されている以上、それをインターネット上に公開することは法律的にはなんら問題はないであろうし、ある地区は公開できてある地区はダメということもありえないのだが、なかなか新しい媒体での情報発信は、理解を得がたいものである。



 しかしながら、例えば夏の甲子園の都道府県予選の結果がインターネットで見られないとしたらばどうだろう。そんなことは世間に許してもらえるだろうか。そしてその結果を載せることに対して文句を言う人がいるだろうか。今の時代、スポーツの結果はインターネット上にあって当然という流れにあることは間違いない。



 そんな陸上競技の情報化のためにアスリートランキングドットコムは運営されている。

 アスリートランキングドットコムは競技会を開催するだけで何の作業もせずに結果をインターネットで公開できる。(※8)そこにはHTML(※9)やFTP(※10)の知識も、EXCELの関数式を知る必要もない。競技役員のインターネットに対する敷居をとても低くすることができる他に無いシステムだ。



 今年はインターハイの都道府県予選の3会場にて、アスリートランキングドットコムを使っていただいた。その府県の高校生は多くの恩恵を得たのではないだろうか。

 競技会の情報処理に困っている協会や連盟の方。ぜひご検討の程を。



※1 北海道、東北、北関東、南関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、北九州、南九州の11地区。各地区で6位までがインターハイに出場できる。(一部種目を除く)

 北関東と南関東は同じ日程で同じ会場で開催されるので会場としては10箇所。関東以外の人には違和感があるが、他の地区の結果がその場で見られる、競技会を開催する経費・労力が減るなどのメリットがある。

 近畿地区は他の地区に比べて超難関。地区再編成の声は強い。でも標準記録制になったら面白くなくなるので、それには私は反対だ。



※2 私の母校は陸上部ではなく競走部という。よく間違われるが競争部じゃないし、長距離だけのクラブじゃないよ。



※3 跳躍や投擲は結構波乱が多い種目で、特にプレッシャーのかかるインハイ予選はその傾向が大きい。



※4 わざわざ説明するまでもないがグーグルで検索すること。



※5 大会終了後数日たって掲載されているところはあった。



※6 国内最大のインターネット掲示板サイト。書きたい放題なので・・・注意が必要。



※7 全10会場の中できちんと主催者サイドの情報として全結果が掲載されているのは5会場のみだった。



※8 もちろん。公開の可否は選択できる。ランキング検索で???と出ているデータは非公開の情報だ。



※9 ホームページはHTMLという文法に従ってかかれている。



※10 インターネット上のサーバに情報を転送する一般的な手段。

世界標準 その2

 今年から高校・中学の投擲(とうてき)競技の規格が変更になった。世界ジュニアや世界ユース選手権が開催されるようになった近年。IAAFのジュニア、ユース規格を意識した変更であると思われる。海外で通用する競技レベルの向上の為に、かつ競技の普及のためにも、国内ルールを世界標準に合わせることは望ましいであろう。しかしながら、今回のルール改正を含め、国内の規格は国際的に見ておかしな点が多々見受けられる。



 参考に、世界(IAAF)と米国(USA)と日本の規格を表にまとめてみた。国際的には年度ではなく年でカテゴリー分けされるので、日本の学年とは必ずしも一致しないが、ジュニアは高3、大1、ユースは高1、高2にほぼ該当する。米国では2歳刻みに分類分けされ、バンタムクラスという10歳以下のカテゴリーもルール化されているのであわせて比較してみた。



種目(男子)ShotPut
砲丸投(kg)
DiscusThrow
円盤投(kg)
HammerThrow
ハンマー投(kg)
JavelinThrow
やり投(g)
スプリントハードル
高さ(cm)
( )内は距離 無記入は110m
カテゴリー
年齢
日本
IAAF
USA
日本
IAAF
USA
日本
IAAF
USA
日本
IAAF
USA
日本
IAAF
USA
日本
IAAF
USA
一般
シニア
OpenClass
20
7.26
7.26
7.26
7.26
2
2
2
7.26
7.26
7.26
7.26
800
800
800
106.7
106.7
106.7
大1
ジュニア
Colledge
19
7.26
7.26
6
7.26
2
1.75
2
7.26
7.26
6
7.26
800
800
800
106.7
99.0
106.7
高3
ジュニア
Young
18
5.45
6
6
5.45
1.5
1.75
1.6
6.36
6
6
5.45
800
800
800
106.7
99.0
91.4
高2
ユース
17
5.45
6
5
5.45
1.5
1.5
1.6
6.36
6
5
5.45
800
700
800
106.7
91.4
91.4
高1
ユース
Intermediate
16
5.45
6
5
5.45
1.5
1.5
1.6
6.36
6
5
5.45
800
700
800
106.7
91.4
91.4
中3
-
15
4
5(4)
-
5.45
1
-
1.6
-
-
-
5.45
-
-
600
91.4
-
91.4
中2
-
Youth
14
4
5(4)
-
4
1
-
1
-
-
-
-
-
-
600
91.4
-
84.0(100)
中1
-
13
4
5(4)
-
4
1
-
1
-
-
-
-
-
-
-
91.4
-
84.0(100)
小6
-
Midget
12
-
-
-
2.72
-
-
1
-
-
-
-
-
-
-
70.0(80)
-
76.2(80)
小5
-
11
-
-
-
2.72
-
-
1
-
-
-
-
-
-
-
70.0(80)
-
76.2(80)
小4
-
Bantam
10
-
-
-
2.72
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
70.0(80)
-
-


 表中のピンク色の部分は、日本の規格の方が海外の規格よりも重量が重い。ハードルの高さが高い、距離が長いという種目だ。日本人は外国選手よりも体格面で劣ると言われているにもかかわらず、海外のルールよりも高いレベルの規格が採用されている。(表にはないが他のハードル、投擲、混成競技、女子でも同様の傾向がある。)



 特に着目して欲しいのは、日本では3学年で同じ規格をもちいるため、高1と高3、中1と中3が同じ規格で競技しないといけないという点だ。(その点、米国の2歳刻みというルールはとても理に適っているように思う)国際的に見て日本の高1、中1の学年での現行ルールには無理があると言わざるを得ない。



 規格を考える場合、中学生、高校生のルールを1年生に合わせるべきか3年生に合わせるべきかという課題が生じるであろう。その場合、規格は1年生に合わせるべきだ。なぜなら普及面から、少しでも低レベルな規格で競技できる方が望ましいからだ。3年生の競技者が窮屈になり、将来的な面で問題があるという考えが主流なのではあろうが、それはごく一部のトップレベルの話。それとて下のクラスから上のクラスに参加することは容易にできるので問題はないはずだ。

 実際、私はジュニアハードル世代のハードラーだが、ハイハードルは国体(少年A)や県選手権等で出場できたので、窮屈どころか逆に2つの目標を設定することが出来、競技面でプラスになったと実感している。



 また実際、私をはじめ110ハードルの経験者は「高校生はジュニアハードルであるべき」と皆が口を揃える。ハードル王国アメリカの高校生がミドルハードルを跳んでいるのに、15歳のハイハードル、12歳の110mハードルは間違いなく無理がある。規格が変わってハードル選手が激減したことも事実であるし、どう考えてもおかしな規格だ。ハードルや投擲の日本のレベルが他の種目に比べて低いということは体格面だけのことだろうか。

 ハンマー投げの重量を軽く改正するという思い切った改正をしたのだから、それならすべての種目に対して、国際規格に適合する措置をとってもらいたかった。競技の普及の為に、更なる改正が望まれるところだ。



 また中学の砲丸投げが5キロに改正されたにも関わらず、四種競技の砲丸投げは4キロのままというのもおかしなルールだ。四種競技の参加者が減るからという理由らしいが、これも重さが国際的な4キロのままならば、ハナからこんなアンバランスなことは発生しない。



 ほとんどの参加者がインターバルを3歩で走れない中学生の110Hを、いつも嘆きながら観ている。3歩のリズムを刻めてこそハードルという競技であり、そのリズムを体感できない中学生が多いという現実はとても悲しいことである。

日本選抜混成(グランプリ)

混成競技に対する世間の理解は非常に低い。



経験者の一人として、この現実は悲しいばかりだ。



・運営が大変だから。

・ルールが複雑だから。

・所詮、他の種目で通用しない選手がやるものでしょ。

・あんな大変な種目を何故するか理解できないよね。

・キングオブスポーツなんて外国のことでしょ。

・・・・・・・



ある有名な指導者が混成競技をケチョンケチョンに言っているのを聞いたことがある。

・・・・実に悲しい。



混成競技って、そんなもんじゃないんだ。

実際ちょっとかじっただけの私でさえ、その楽しさがわかる。



・自分の記録を計算できる。(数学好きにはたまらない)

・1種目終わるたびに目標を立て直せる。(失敗しても次があるんだ)

・優勝した選手に1種目だけでも勝てたりする。(あいつに勝ったって自慢できる)

・4分後半の記録で1500mのラップを刻める。(実際、アナウンスされて気持ちよかった)

・技術的、体力的に専門種目のプラスになったりする。(個々の種目の記録が伸びることがよくある)

・2日間ずーっと競技場に居られる。(居たくないってか?)

・競技者同士が実に仲がいい。他の種目はライバルだが、混成は仲間という意識である。

 幅の踏み切りを見あったり、技術的なアドバイスをしたり、他の種目では考えられない。

 (わざとフライングしたり、試技の前に気を散らせたり、そんなことをしない)

・10種目終わった後のなんともいえない充実感・安堵感がある。

 (走ったことはないが、多分マラソンのフィニッシュに近い感覚だと思う)

・なにより、すべての選手に最終種目のスタートラインに立つ権利がある。(名言。自画自賛。)



こんな楽しい競技を多くの選手に経験してもらいたい。

特に中学生では、陸上競技=混成競技でもいいくらいだと思う。

しかしながら、前出した通り、理解度が非常に低い。

参加したくても年間を通して1,2回程度のチャンスしかないというのが現実。

これじゃ競技者が増えるわけもない。扱いがまるでオマケ競技だ。



そんな混成競技の日本選抜混成(グランプリ)が混成競技不毛の地。和歌山で開催される。

国内の一線級が参加する大会が地元で開催されることは大歓迎だ。

ぜひこれを機会に混成競技への理解度が増すことを大きく期待している。



そのためにも中学生、高校生が参加できる4種競技、8種競技を併設してもらいたかった。

小学生向けの3種競技(100、1000、幅かなぁ)や、投擲が盛んな県だから砲丸、円盤、やりの投擲3種競技なんかを開催するのも面白いと思う。

リレーのバイアスロン(400R+1600R)なんかもいい。



まだ終わってもない大会にあれこれ言っても仕方がないが

ぜひ来年はそんな大会になって、「和歌山の混成って面白い」と全国に認知されるようになって欲しい。

駅伝・えきでん・EKIDEN

 陸上競技の種目のひとつ「駅伝競走」にも当然ルールがある。



・中継範囲の20mライン

・各区間の中間点の表示

・各区間の残り1キロの表示



 これらはきちんと「ルール」として明示されている項目だ。



 昨日、開催されたある駅伝大会では、これらの表示が欠落していた。

そればかりか、当日に記録を配布しない。賞状に記録が書いていない。

距離もバイクか車で測ったとしか思えないいい加減なものだった。

(また3区間という区間数は陸上通として違和感を感じる)

 大会の開催そのものは大歓迎だ。でも、これじゃ余りにもお粗末。参加者がかわいそうだ。



 こうなってしまったのには理由がある。大会に陸上協会がほとんどノータッチだったからだ。

 協会が大会に絡むと、大会の雰囲気が固くなってしまいがちで、特に市民マラソンなどでは好ましくない傾向があるのも事実だが、それは協会そのものの課題として。こうしたルール等の大会運営に協会がきちんと関与することが、公正な競技会の開催につながっていて、ひいてはそれが地域スポーツの発展にもつながっていくのだ。

 先月開催された小中学生の駅伝大会で当然のことながら上記のルールが厳守されているのは、協会が主として動いているからに他ならず、大会の価値が年々高まっているその一端を協会が担っているのだ。



 きちんと大会を実施することが可能な容易なチャンスを自ら無にした地域の責任は重い。



 話し変わって、現在世界陸連では「Road Relay」としてEKIDENが正式種目になっている。区間の数や距離が決められている。また距離の基準は中継線ではなく、中継区間の中間(要はリレーの場合と同じ)など、日本の「駅伝」とは非なるものだが、「柔道」が「JUDO」として世界に普及しているように、「駅伝」もまた「EKIDEN」として、ルールを変えながらも普及していくことを重視すべきではないだろうか。



 そんなEKIDENの世界記録は男子はケニアチーム、女子は中国チームが保持している。マークされた大会はいずれも日本の千葉駅伝だ。

吉井理人

 陸上競技のサイトにプロ野球選手の名前。

 不思議に思うかも知れないが、彼と私は同じ中学の同じ陸上競技部の同級生だ。平日は陸上部員として走り、土日はリトルリーグで硬球を投げる。そんな中学時代を彼は過ごした。



 高校は名門箕島高校に進み、プロに進んだあとは近鉄では抑えのエースとして、ヤクルトでは先発ローテーションの柱を担い。その後は大リーグ(メッツ?ロッキーズ?エクスポズ)で32勝をあげ、日本に復帰したオリックスでは一度は解雇になりながらも、近鉄時代の恩師でもある故仰木監督の元、昨シーズンは見事な復活を遂げた。そう改めて彼の成績をここで語るまでもない。



 中学の頃から馬鹿でかく。円盤投げで近畿大会で2位になるなど、非凡なところは確かにあったとは思うが、同級生の目からみて、彼は決して天才ではなかった。プロに入ってからも特に速い球を投げれるわけもなく、そんな右腕による彼の成績は、私たち同級生の誇りだ。そしてそんな彼の活躍が私たちに与えた影響は測り知れない。「あいつが頑張っているんだ。俺たちだって」



 ところが故郷、和歌山の吉備町を歩いても、彼の名前を目にすることはない。普通、彼くらいの成績を収めたら、銅像がたっていてもおかしくないくらいだ。郷土の星である彼が冷遇されているように私には思えてならない。



「いつか私が吉備町の町長になったら、彼を「町民栄誉賞」第一号として称えたい。」



 そんな私の思いは虚しく、町は平成の大合併によって昨年いっぱいでなくなってしまった・・・。



 今年から新しい町としてスタートした故郷。新しい町として、彼やこれから育つアスリートたちが胸を張って帰ってこれるように、「競技」への理解を新町民は深めてほしい。



 今年もがんばってくれ「よしゃまん!」。

 陰ながら応援してるぞ。

ベル・アスレチックス・ジャパン(ベルドーム)

 弊社の社名は「フィールドハウス」と言う。

日本じゃ馴染みのない言葉だが、れっきとした英語。(米語?)

アメリカでは「室内陸上競技場」を意味する。

 会社を起こすとき、自分の「夢」を社名に冠した。

そう、私の「夢」は私設の「室内陸上競技場」をつくることだ。

 最低、数千万はかかろう。夢のまた夢。

でもいつか「アスリートランキングドットコム」が繁盛したら「フィールドハウス」として、陸上界に還元したいと考えている。

 うん。夢はでっかいほうがいい。



 そんな私の目標とするべき施設が群馬にある。

 仕事で北関東に行ったので、少し足を伸ばして、前々から気になっていたそこに行ってみた。

 群馬県前橋市の隣町、吉岡町にそれはある。公共の施設じゃないから案内も無く、地元の酒屋で場所を聞いて、なんとかたどり着いた。



 目的地「ベル・アスレチックス・ジャパン(通称 ベルドーム)」は、のどかな田舎にそびえていた。生憎、平日の昼間で無人。仕方なく外観を眺めるしかなかったが、あまりにも立派な建物(バラック小屋を想像してた)に驚いた。中には棒高跳びのピットが3面あり(当然全天候型)、それが同時に使用可能という恐るべき施設だ。しかも施設は無料(保険料のみ)で開放されていて、ポールも貸してくれるらしい。室内競技会も定期的に開催されている。私が必要性を予てから唱える。国内には類を見ない常設の室内陸上競技場だ。

 そして、驚くのは、これを作ったのが、中学の一教員ということだ。

 私費を投じて建設したらしい、多分、普通の人から見れば狂気の沙汰。でも顔も知らないこの先生は、私の中では紛れも無く、偉大なヒーロー。ひかりかがやいている。



 「ベルドーム」それはまさに「フィールドハウス」だ。

いつの日か、必ず。

そう、夢はきっと実現する。

カムバック「8継」! どこよりも早い?ルール改正情報(その2)

 全日中(全日本中学校陸上競技選手権大会)の種目から4x200mリレー(通称 8継:ハチケイ 800mR)が消えて3年。中学の大会の最終種目が4x100mリレー(通称 4継:ヨンケイ 400mR)の決勝というのが、今でも違和感を感じる。中学の最終種目はやはり8継じゃないと、さみしい。つまんない。

 種目からなくなったのは3走から4走へのバトンパスでおしたのへしたののトラブルが多いからだそうだ。でも、こんな楽しい種目はない。スピード感のあるバトンパス、3走のブレイクライン、オープンレーンを走る迫力と分かり易さ。なにより、まだ未熟な中学生の走りに200mはちょうどいい。

 そもそも800mリレーが中学の正式種目になったのは陸上をはじめたばかりの中学生に走力をつける、大きな走りを覚えさせるという要素からだったんじゃないのか。結果、200mを走らない、200mを走った経験のない、200mを嫌がる中学生が増えたように思えてならない。これは陸上競技界のマイナス要因だと感じる。

 先日三重県の伊賀忍者屋敷に遊びに行ったとき(笑 プライベート)、近くにあった陸上競技場の中を覗くと中学生の大会開催中で、800mリレーをやってた。そう!通信陸上や夏の総体は仕方ないとして、他の大会は「ハチケイ」をやればいいんだ。(三重県って素敵!)
 でも実際は全国大会の競技種目じゃないとなかなか実施しづらいのが現実。なんとしても全日中で「ハチケイ」を復活させてもらわねば。

 そこで私が提言するのは、コーナートップならぬ、コーナーアウトだ。要は早い順に外から並ぶのである。
選手はバトンをもらってから内側に入ろうとするから外に人がいても邪魔になりにくい。速いチームが距離的に不利になることになるが、外にはみでても、それほど大きくタイムロスすることもないだろう。(机上の計算だが、5レーンに並んだとしても、ロスするのはわずか16cmだ)

 なんてことを考えてたら、このほど国際陸連(IAAF)が800mリレーのコーナートップを廃止した。
最終ランナー(4走)はスタートリスト順(レーン順)に内側から順番に並ぶというルール改正だ。
確かにこれなら3走の選手がクロスすることもなく、トラブルは低減されるはずだ。(でもアウトレーン不利だな)
※1600mリレーは現状通り(コーナートップ)である。

 まぁ私のコーナーアウトは半分邪道だと思うが、とにかく、中学には「ハチケイ」が似合ってる。
IAAFもルール改正したことだし、ぜひ全日中での復活を期待する次第である。

どこよりも早い?ルール改正情報(その1)

 このほど国際陸連(IAAF)はヘルシンキでの総会で走高跳・棒高跳を除くフィールド競技の最終試技(6回目)の試技順を5回目までの記録の低い順に並び替えるようにルール改正した。
 日本陸連が国内ルールを変更するかは現時点では定かではないが、おそらく国際ルールにならうことになるだろう。
 1998年にベスト8(4回目)以降の試技順を記録の低い順に並び替えると改正されたところだったが、これで6回の試技中に2回も試技順が変わることになる。

 五輪のメイン種目である陸上競技だが、すこしでもテレビ栄えするように考えたのだろう。陸上競技もあぐらをかいていられないといったとこだろうが、しかしオリンピックや世界選手権のようなレベルの大会ならいざ知らず、中学生などのローカルな大会で果たしてこんなルールが必要なのかどうか疑問だ。
 並び替える分、競技時間が長くなってしまう。記録の見落しなどで順番を間違えることもあるし(アスリートランキング使えば自動で試技順も出るけど)6回目の試技前に競技順をアナウンサーが紹介するなんて興ざめだし。なによりルールが複雑になってわかりにくい。

 確かに、フィールド競技の試技順は抽選でランダムに決定されるから、順の早い遅いで有利不利があるだろう。(どちらがいいかは人の好みによるが) だから試技順を記録順に並び替えるという方針は悪くないと思う(試技順1番って嫌だったよなぁ) でも走幅跳や砲丸投よりも、走高跳や棒高跳の方が試技順って影響するから(同じ高さを競うことになるので) それなら高跳びや棒高でもやったらいいじゃん?(残り8人以下になったら並び替えるなんてね)
 なんて私が話してもアイエフ(IAAFを通な言い方でアイエフといいます)にはなんの効果もないわけで・・・結局、国際ルールに従うしかないのが現実。でも「国内の中学はこうする!」みたいな方針があってもいいと思うね。

 で、アスリートランキングドットコムのシステムも変更を余儀なくされるわけだが、そこはASPシステム。(前回のコラム参照)すぐに対応できるところが大きな売り!他の仕組みだったらやれ「バージョンアップ費用」だとか「メンテナンス契約」だとかいうものが必要なわけで、フィールドの試技回数を4回にするとかいう案も検討されているようだが、そんな大幅なルール改正の場合でもアスリートランキングドットコムは安心なのだ。

ASPシステム

 アスリートランキングドットコムのようなシステムをASPシステムとか、WEBシステムなどと言う。

弊社のような会社はそのシステムを提供しているASP(アプリケーションサービスプロバイダ)だ。

 通常、パソコンでシステムを利用するにはパソコン本体にプログラムをインストールする必要がある。

(エクセル、一太郎、フォトショップ等)

 それがインターネットの普及に伴い、プログラムそのものはサーバに置き、それにパソコンからアクセスして

利用するという仕組みが広まってきた。システムは購入するのではなく貸し出し(レンタル)

その利用料をユーザが支払う。(あるいは広告収入で賄うなどもできる。)

そういう仕組みがASPシステムと呼ばれる。

(YahooなどでIDを入力して利用するサービスなどがそうだ)



 ASPシステムには色んな利点がある。

1.システムを買う必要がない。(だから安い)

2.インストールする必要がない。(機器に依存しない)

3.システムが一元管理できる。(バージョンアップや入れ替えがいらない)

4.データは一元管理される。(どこでも同じデータが扱える)

5.場所を選ばない。(インターネットさえあればどこでも使える)



 このシステムが広まり始めた頃、これこそ陸上競技システムに最適な仕組みだと感じ

それがアスリートランキングの開発につながった。

国体に依存した日本のスポーツ界。底辺の裾野の競技会をIT化する、こんな最適な仕組みはないと自負している。



 よく誤解されるのだが、アスリートランキングドットコムで公開されている情報は弊社が入力管理しているわけではない。

タイムテーブルや競技会の内容についてよく問合せがくるが、上記のように弊社はアプリケーション(システム)をプロバイド(提供)している会社である。

実際にデータを入力しているのは弊社のユーザー、要は陸上競技協会、高体連(高等学校体育連盟)、中体連(中学校体育連盟)の役員の方々だ。

弊社に大会の内容を聞くということは、アパートの管理人に、何号室の誰々さんの今日の夕食の献立を教えてくれと聞くようなものだ。(問い合わせ画面に説明しているんだが、問い合わせが絶えない。。。どうすればわかってもらえるだろう)



 アスリートランキングドットコムのデータは、競技場の記録室で処理されたもの、大会の裏方として働いている競技役員に支えられて、すぐに結果が公開されている。

もちろん作業の効率化に弊社が貢献しているわけだが、競技会前にインターネットで走る時間や組を確認し、家に帰って自分や友達の記録をネットで見る。便利な世の中になったものでしょ?

でも多分、今の和歌山の中高生にはそれが普通なんだろうなぁ。。。

ハードル (世界標準)

 陸上競技はイギリス発祥のスポーツだ。だから今でもルールの随所にイギリスが見える。

 ほとんど知られていないがIAAF(国際陸連)が規程するトラックの最大の大きさは400mではなく440ヤード(約402m)だ。

 レーンの幅は昨年より1m22cm(4フィート)±1cmに統一された。(旧ルールでは1m22cm?1m25cmという範囲があったのだが日本では幅を設けず1m25cmに統一していた。結果、日本のトラックの大部分は国際規格に適合しなくなってしまった。)砲丸投げの重さも7.26キロ(16ポンド)。このようにヤード・ポンド法による規格が随所に見受けられる。

 110mハードルは元々120ヤードハードルだったというのは有名な話だ。だからスタートから1台目までは15ヤード(13.72m)。ハードル間は10ヤード(9.14m)。

 ハードルの高さもハイハードル42インチ(106.7cm:一般男子用)を筆頭に3インチ刻みで、39インチ(99.1cm:旧高校男子用)、36インチ(91.4cm:中学男子用)、33インチ(84.0cm:一般女子用)、30インチ(76.2cm:中学女子用)と下がっていく。そしてWMA(国際マスターズ陸連)ではさらに27インチ(68.6cm:男子80歳以上)の規格もある。

 距離はメートル規格のくせに、なぜヤード規格なのかという矛盾もあるが、それが歴史というもの。それが国際ルールというもの。またそれを知ることにより違った陸上競技の楽しみがある。

 ところがこのことから考えると日本の小学生のハードルは異質なものである。ハードルの高さ70cm、台数9台というルールはどちらも国際ルールから逸脱している。普通に考えれば高さは68.6cm、台数は8台にすべき。それが国際規格、Hurdles という競技だ。

 結果、日本の競技場では小学生専用のハードルが倉庫を圧迫している。費用面でも無駄であることは間違いない。欧州には68.6cmの高さにセットできるハードルがある。日本の小学生も70cmをやめ68.6cmにして、6段階の高さがセットできるハードルを作るべきだ。

(そのためにはきちんとしたルール化が必要だ。小学生の規格を日本陸連は定義していない。)

 台数も80mハードルならば8台が常識。そう東京五輪の依田選手(80mハードル)は8台の華麗なハードリングの上に5位に入賞した。オリンピックの短距離種目で日本の女子選手が入賞したことは他に無い。(1932ロス五輪で400mRで5位入賞というのはある。)それが日本の、世界の陸上競技の歴史である。

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