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ハイジャンプ (2mへの憧れ)

 はじめて履いたスパイクはオニツカタイガー(笑)の「ランスパーク」だった。

田舎のスポーツ店に売っているスパイクは他になかったから、同じ中学の同級生はせいぜい色違いのみんな同じスパイクを履いていた。

そしてそのスパイクでダッシュし、ジャンプし、土のサークルで砲丸投をしたこともあった。(・・・)



 そんなスパイクシューズで、走り高跳びをしていた私だが、やがて「走高跳専用」のシューズがあるということを県の大会に行ってはじめて知る。欲しいと思ったが、1万数千円(四半世紀前のこと)の値段は、簡単に手の出せるものではなかった。



 ベリーロールをする選手もいた当時のこと、片足だけの専用スパイクも売られていた。

(確か7000円くらいだったと記憶している。県で優勝した選手は、その片足売りのスパイクを逆足もはいていた。)

オニツカからアシックスに社名が変わっても、片足売りのスパイクシューズはしばらく残っていたが、今では売っているメーカーはない。



 陸上をはじめたばかりの、いつ辞めるかもわからない、他の種目に転向するかも知れない、足も大きくなるかも知れない中学生に2万数千円もする専用シューズはかなり高価なものだ。

(アシックスはパウアーチという廉価版商品も売っているがそれでも15000円くらいする)

高跳び選手は普通のスパイクも必要だから、2足必要となる。

親御さんも簡単に買い与えられる金額ではないはず。小遣いじゃ到底足らない。

だから? 先日の県高校総体でさえ、普通のスパイクで高跳びを跳んでいる選手が何人もいた。



でも、高跳びってかかとにピンがないと、満足な跳躍ができないんだよね。

そういう点から見ると最も低レベルで専用シューズが必要とされる種目と言えるだろう。



 そこで出てくるのが 「かかとスパイク J-Heel」だ。(アスリートショップ参照 ※諸事情により現在は扱っておりません)

これなら安いし普通のシューズにつけられる。更に左右兼用のフリーサイズときたもんだ。

個人用にはもちろん、学校で何個か用意しておけば選手兼用でも使える。四種競技の選手なんかにはもってこいだ。

そして少しレベルが上がった後に専用スパイクを買えばいいんじゃない?



 結局、2mに憧れていた少年は、目前に迫りながらも一度も跳べることなく競技生活を終えた。

それが競技生活の最も心残りなことだが、

それでも頭上のバーをクリアするあの快感は今でも忘れない。

Jの字に助走しフッと浮き上がるあの感触を、多くの子供たちに体験して欲しい。

そんな競技者を増やすことに「J-Heel」は一役買いたい。

指導者の狭間

 いわゆる強豪校ではない見慣れないユニフォームの学校がリレーの決勝で先頭を争ったりする。そんな場合は決まって、近年その学校に若い指導者が赴任してきているケースだ。



 陸上競技は天性によるところが大きい競技だが、それでも結局のところ、中学や高校の陸上は指導者によるところが大きい。

 ところがすべての学校にきちんとした指導者がいるわけではない。

学区制が緩和された近年でも、基本的に選手は指導者を選ぶことはできない。「運」だけでは片付けてもらいたくない悲しい実情だ。



 私の通っていた高校は当時陸上の指導者が不在だった。

学区制の厳しい時代だったから、他の高校に行くという選択肢も私は持ち合わせていなかった。

 中学時代は無名に近かった私が、そんな中で一人、工夫・努力し、インターハイに入賞したことが、私にとっての大きな自信であり、そしてそれが現在の私を支える大きな礎となっている。

 そんな私だから陸上競技に対する思いや、考え方、自分自身をサンプルとする指導力には絶大な自信を持っている。

 残念なのはそれを発揮する場がないことだ。



 話し戻って、私の高校には私以外に素質のある選手が何人も揃っていた。事実、中学時代の私は彼らよりも遅い選手だった。結局、彼らは指導者不在の弱小陸上部の結果、消えていった選手達である。

 自負ではあるが、私のような選手は基本的にいない。

そしてそんな指導者の狭間に埋もれてしまうような選手をつくってはいけないのだ。



 そんな中、熱心に他校の生徒の面倒もみている若い先生がいる。

移動になって現場を離れても、変わらず元の生徒のために競技場に足を運ぶ指導者がいる。

他の高校に転勤になった先生を今でも慕ってたずねてくる生徒がいる。



もうすぐ高校総体。

どうしてもそんな学校の選手を応援してしまうのは当然のことだ。

陸上競技場考 (M町 Y町長への 提言その2)

M町に全天候型の陸上競技場が新設される。

陸上競技場の数が全国で最も少ない県だから(国体最下位も当然)

新しい競技場ができるという事は喜ばしいことだが

そのトラックは400m8レーンのフル規格のくせに、写真判定室も日よけとなる場所もないという。

億単位の税金を使って、もったいないことはなはだしい。



そもそも、同一県内に立派な陸上競技場は複数は要らない。代替施設として一つ要るとしても、3つはいらない。

なぜなら県レベル以上の大会は、最も大きな競技場で実施され、その日程が重なることは考えられないからだ。

当県には県庁所在地に第1種のK競技場があり、大きな大会は必ずそこで実施される。更にH市に400mのナイター完備の全天候トラックもある。

3つめとなるこの競技場には何が必要とされるだろう。

場所は田舎の山の中。それだけでもハンディがあるのに、K競技場を上回るような施設をつくらないと県レベルの大会を誘致できるはずもない。



望まれる施設を考えれば

1.地域の活動に適したもの。

2.合宿等の利用に適したもの。

となることは誰でもわかりそうなことだ。

そのような用途に必要とされる競技場は400mの8レーントラックではない。

予想される大会は、地域中学校の大会や記録会程度である。公認トラックは4レーン以上あれば取得できる。400mである必要も無い。

トラックをこじんまりとすることにより、その予算で他の設備を充実することが可能だ。



例えば、雨天走路。(大和市や彦根の陸上競技場などはすばらしい)

例えば、傾斜走路。(磐田市や菅平に常設されている)

陸上競技場は屋根付でもOKとルール改正された今だから一部に屋根をつけるなんていうのもいいだろう。(岩手や鹿児島には屋内のトラックがある:室内じゃないよ)

投擲練習場を別途設けるなんていうのもいい。(鳥取の投擲場はすばらしい)

そうした他にない施設とすることにより特徴が出て、それが住民サービスにつながるのだ。



この計画が持ち上がった頃、M町のY町長に手紙を書いた。

「日本初の常設の室内トラックにすればどうか?」と。

結局名もない一市民の声、効果が無かったということだが、

幸い?、まだトラックは着工されていない。

大きな力を発揮すれば、今からでも設計変更可能だろう。

地元にできる競技場、とにかくよい施設として完成させて欲しい。

全国に誇れる施設として、心もピンク色になるような(笑)楽しいトラックにして欲しい。

ここに類稀な知識を持ち合わせた公認建築士・公認審判員の陸上競技場コーディネーター(自称)もいる。

私の知識が必要ならば、喜んでお力添えいたすぞよ。

第15回 日本スプリント学会 研究発表内容要旨

2004年11月の「日本スプリント学会」にて発表させていただいた
アスリートランキングドットコムの内容です。

発表要旨(WORD文書)

広く皆さんにご利用いただきたいとの主旨にて
ここに公開させていただきます。

スプリント学会にて

機会あって「日本スプリント学会」で発表させていただいた。
日本短距離界のリーダーが集う学会。
私のような研究者でも学校の先生でもない者が、その上
短距離の技術ではなくコンピューターシステム・ソフトウエアに
ついての発表ということで、自分自身、おこがましいことと
感じていたが、実際、発表させていただくととても楽しく、
また予想以上に反響も大きく、とても充実した発表となった。
(発表の内容はまた後日掲載する予定)

また学会、懇親会を通じて、五輪メンバーや様々な指導者と話をする
機会があり、かねてより感じていた自分の疑問点の確認や、
新しい陸上競技の認識。また自分の陸上競技観が、それらと
ずれていない所を再確認することもでき
久々に「陸上競技」について会話できた、とても楽しい1日だった。

田舎にいると、最新の陸上競技に触れる機会がまるでない。
トップ選手や、その指導者の生の声を聞く機会もない。
東京にいた時には当たり前のように耳に入ってきた
「○×選手と□△選手がつきあってるんだって」
なんていうゴシップネタも一切入ってこない。
今回の学会の主テーマは「アテネ五輪での日本リレーチーム」だったが
田舎じゃ、アンダーハンドパスだけが一人歩きし、
実際にどのような理由でそれを行い、どのような効果があるのか
デメリットは、メリットは、とそんなことを考えることもできない。

陸上競技に携わるものとして、このような機会にはどんどん出かけ
情報交換していくことの大切さを痛感した1日でもあった。
(残念なことは、私が再確認したリレーの技術を、実践する機会を
私自身が持ち合わせていないことだ。喜んで教えてあげるのになぁ…)

「アスリートランキング」について見つめなおすよい機会にもなった。
本来の開発動機である「陸上競技の普及」が、競技会にばかり目を
向けてしまったため、希薄になってきていたように思う。

選手のためのスポーツなんだ。
選手が参加しやすいために、選手が目標をたてやすいために
選手が気持ちよく走れるように、その運営がスムーズに流れるように
そんな選手と役員のサポートのために
「アスリートランキング」は存在していたい。

回転寿司とロードレース(マラソン大会)

回転寿司の清算処理で、店員が手に持った機械で瞬時に枚数を計算するのを見たことがある人も少なくないだろう。
皿の裏に「ICタグ」というチップがついていて、手に持ったリーダーで読み取るのだ。
バーコードと違い、離れていても、同時に複数の情報を取得できるのが特徴で、回転寿司をはじめ様々な分野で用いられるようになってきている。
ロードレース(マラソン大会)のタイム計測も、このICタグを用いた計測が普及してきている。
2003年より日本陸連も世界に倣って、この方式で計測したタイムを公認タイムとするようにルール改正され、より一層普及が加速すると思われる。

ICタグにはバーコードと同じように個別の番号が振られている。
そのICタグを身につけて、フィニッシュ地点に置かれたアンテナ(マット型で敷かれている場合が多い)を通過した時にその番号と通過時刻が計測される。
勘違いされがちだが、ICタグそのものには、番号以外の情報は一切なくて、どの選手でどの種目にエントリーされているかという情報は別に管理され、後からスタート時の時刻を加味し記録は逆算され、選手の情報とマッチングさせて集計しているというわけだ。

数千人規模の大会になると、記録集計作業は大変であり、当日に結果を出すことすら困難な作業であるが、(今でも記録はハガキで後日郵送といった大会はいっぱいある)ICタグを用いれば当日に記録証の発行までも簡単に行うことができる。
反面、ICタグ自体のコストは1個200?300円程度で、当然専用のアンテナや、システムを伴うので大掛かりになってしまう。
国内にはICタグを使った記録計測を専門に行う業者も複数あるが、どうしても中、小規模な大会では採算があわないのが実情で、なかなか採用には至っていないのが現実だ。

さて、このICタグ、シューズにつけるタイプとナンバーカードにつけるタイプがある。
陸上競技はトルソーで記録計測するというルールだが、果たして本当に胸(ナンバーカード)につけるほうがよいだろうか?
計測は所詮ICタグで電波で反応するので、写真判定機のような正確さはありえない。
シューズにつければ確かに右と左で有利不利が出るが、アンテナ(マット)との距離は近いので反応誤差は少ない。
ナンバーカード(胸)に付けるとどうしてもアンテナとの距離が大きくなり、その分誤差も大きい。
所詮ICタグはICタグ、「胸の差」といった判定は不可能である。
また機械を使う以上、取りこぼしなどが発生するリスクもある。
当然、選手間でICタグが入れ替わると、記録も入れ替わることになり、場合によっては集計がむちゃくちゃになることもある。
その辺りの割り切りは必要で、トラックレースのように神経質にならないことが重要だろう。ICタグでなければ得られない効果は絶大なのだから。

ロードレースシーズン到来、このICタグを使って走る機会もあるだろう。裏にはICタグという技術と、それを処理する玄人の技が使われている。そう考えて走ると、また楽しみも倍増するんじゃない?
くれぐれも渡されたICタグを付けなかったり、他人のものと間違えたりして大会を混乱させることのないよう、ご注意されたし。

ルールおたくのつぶやき

高校生の頃から愛読書は「陸上競技ルールブック」だった。
(わざわざ出版社から自分で取り寄せた。)
だから当時からやたらルールには詳しい「ルールおたく」だった。

「陸上競技システム」が作れるということは、当然ルールに精通している必要がある。別にそのために覚えたわけではないが、私は県内で最もルールに精通している一人である。
ところが、残念ながらそのことを知る人はあまり多くない。
所詮「コンピュータに長けた人」としか思われていないだろう。

学校の先生でなければ協会の中に入っていくことは難しい。
「陸上」で「商売」をはじめたわけだから、よけいボランティア組織には入っていきにくい。
それでも「AthleteRanking.com」が認知されるにしたがって、私を頼りにしてくれる人が増えてきたのも事実。
ルールの事を尋ねられるのが、そんな私のささやかな快感である。

さて、ルールを知ると、現実とのギャップに際悩まされることが多い。
今まで公認の競技会で色んな誤った運営を目にしてきた。
・手動計時で1/10秒未満の記録を切り捨てたり(ルールは繰り上げ)
・手動計時で1人の選手に対してストップウォッチが1個だけだったり(ルールは3個)
・フィールドでベスト8の試技順を変えなかったり(ルールは記録の悪い順に試技する)
・ナイロン製の巻尺で計測してたり(スチールかグラスファイバーじゃないとダメ)
・混成競技で100mだけ手動計時で残りはすべて電気計時だったり(ルールは統一しなければならない)
・計算を間違えた得点が県の高校記録だったり
・風速を計測していなかったり
などなど

でもそれを指摘すると「そんな細かいことはどうでもええやん」って感じで嫌な顔をされてしまう。ルールよりも習慣が優先されてしまうことが多いのだ。

陸上競技会を堅苦しくすることは大嫌いだが、記録の計測だけはきちんとしたルールでやらないと、結局、被害を被るのは選手だ。
上記のような誤った方法で樹立された記録が、未だにその地域の最高記録として残り続けている。
ルール通りに処理された選手が損をしてしまう。(当分破れそうにないなぁあの記録は・・・)
中学時代の私が作った大会記録(今はその種目はなくなったけど)もきっといい加減なものだったのだろうと考えると虚しくなってしまう。

ボランティアであっても審判員たるや「プロ」なのだから
また学校の先生にも基本的なスポーツのルールくらいきちんと把握してもらいたいものだ。
マラソン大会のスターターで「よーい」と発する体育の先生がいることが、私には不思議でならない。

混成競技の計算式

学生の頃に十種競技をかじった。かじったと言うのは本当は専門でやりたかったのだが
その機会を逃してしまい、結局年に一回、秋の大会に出場するのみだったからだ。
それでも十種競技の楽しさ、素晴らしさを充分感じることができた。
だから私は混成競技が大好きである。(何故好きかについてはまた改めて書きたいと思う)

大会の当日はもちろんのこと、採点表とにらめっこし、目標タイムなどを設定するのが
今思えばとても楽しかった。またもっと簡単に得点計算できるもの、たとえば腕時計型の
専用の計算機などがあればいいなと当時から感じていた。

そんな私だから、コンピュータ会社に入社し、自分でコンピュータプログラム(ソフト)の作成できるようになって
真っ先にやろうと考えたのが、混成得点の自動計算ソフトだったのは、とても自然な流れだった。

環境はMS-DOS、真っ黒な画面でMSCというC言語で開発した。
今から見ればお粗末なソフトだったが、自分で得点表もデータベース化し、
かなりの労力を払って作成した代物だ。(勤務中にも隠れてやってたけど)

出来上がったソフトを持って、近くの競技場の大会で実地テストしようと思った。
ところが混成競技が盛んでない県だから、一般の大会は県選手権のみ、それもわずか2,3名の参加者。
仕方なく中学の大会に乗り込んで使わせてもらった。

当時の中学は三種競技である。得点表も中学独自のものだ。
ソフトの出来は悪くなかったんだけど、三種競技の計算って結構単純で、
例えば女子の砲丸なんかは記録(cm)-100で大体求まるのだ。
私がパソコンで得点を弾く前に、担当の中学のN先生が「○○なら△点」と
暗算するのだ。(この先生はアナウンサーとしておなじみの方だ)
敬服すると同時に、中学にはあまり必要ないんだなぁと感じたものだ。

時代は流れて中学も一般と同じ得点表になった。
今度は流石のN先生も暗算というわけにはいかない。
私自身もバージョンアップし(笑)、今ではすべての種目の計算式を知るようになった。
例えば男子の100mなら、25.4347×((18-記録)の1.81乗で求まるのだ。
当然AthleteRanking.comにはこの計算式が組み込まれていて、混成競技の計算は自動で行っている。
ところが、この計算式はIAAF(国際陸連)発行の表(本)には載っているのだが、
日本陸連発行の本には載っていない。
この辺が混成競技の普及を妨げているように思えてならないのだが
中学も四種競技になったことだし、ここら辺で公開し、
日本でも混成競技がもっともっと盛んになることを期待する次第である。

ハンガリアンテーブル(ポイント)

通称「ハンガリアンテーブル(ポイント)」という得点表がある。
正式名称は「IAAF SCORING TABLES」と呼ばれ、IAAF(国際陸連)のサイトではこの表を基に様々な要素を加味したランキングが掲載されている。IAAFがグランプリシリーズで優秀選手を決定する際にも用いられているほど、国際的に認知されているものである。

この「ハンガリアンテーブル」もともと陸上競技の異なる種目間の記録を比較するために考えられたものだ。ハンガリーの人が考えたものなのでハンガリアンテーブルというらしい。十種競技などの通常の混成競技の計算式では、種目によってばらつきがあるため、異なる種目の記録を比較することには適さない。例えば100mで12”00は651点だが、走り幅跳びで652点は6m30も必要である。明らかに走り幅跳びが不利である。
「ハンガリアンテーブル」では100mの12”00は590点。走り幅跳びでは5m41(591点)に相当する。このように種目間のレベルが調整されているのだ。もちろん厳密に比較なんて出来るわけがないから、あくまでもある程度というレベルではあるが。

「ハンガリアンテーブル」の存在を知ったのは今から10年ほど前だったと思う。そして旧バージョンの表を入手したのが今から5年ほど前。国内では存在すら満足に知られていない代物だから、当然、県内で持っている人なんか私くらいだろう。逆に言えば、この表の価値をわかる人など誰もいなかったというわけだ。さらにこの表は本になっていたため、容易に計算するということができなかったので(本をめくって探さないとポイントがわからない)結局、陽の目をみないまま、私の家で使われることもなく眠っていたというわけだ。
AthleteRanking.comを開発し、なんとかこの表をシステムに取り込みたいと思ってはいたが、本に載っている数字を片っ端から入力してデータ化するわけにもいかず(いやぁ、やったかも知れないけど)、知り合いの高校の数学の先生(この人は陸上部の顧問をされている)に逆計算して式を出せないかと尋ねたりしたが、残念ながら実現には至っていなかった。

それが昨年、偶然にも最新版(2003年版)の計算式を入手することに成功した。今まで長い間苦労していたので、そらほんまにうれしかった。
で、今ではお蔭様で、AthleteRanking.comにこの式は組み込まれていて、すべての選手の記録に付与されるようになっている。おそらく「ハンガリアンテーブル」を計算できる国内唯一のシステムのはずである。
ただ、残念ながらこの価値を理解してくれる方は未だ少ない。
だって今でもほとんど「存在すら知られていない」のだから。
だからこうして「コラム」に書いた。
そして、AthleteRanking.com のランキング検索コーナーで標準でこのポイントが表示されるように改造した。(本日作業)

あぁ、陽の目を見るのはいつのことだろう・・・
でも、私は間違いなく日本の先駆者である。(自画自賛・自己満足)

正しい表記について (記憶なし?)

「ナイター」や「ランニングホームラン」が和製英語であるということは割合良く知られているが、陸上競技に関してもおかしな表現がなされることがある。

「3000mSC」の「SC」は「スティープルチェイス(SteepleChase)」の略で、決して「スクラッチ(Scratch)」の略ではない。

「5000m競走、3000mのラップタイムは・・・」というアナウンスは間違いで、ラップとは1周毎の時間を指す。



走り幅跳びで3回ファールした。すなわち「記録なし」だが。

これを英語表記する場合、日本では誤った表記が一般的に用いられている。「NR(No Record)」。

日本選手権や国体でも、これが当たり前のように用いられてしまっている。

しかし、国際的には「NM(No Mark)」なのだ。

IAAF(国際陸連)のサイトはもちろんのこと、海外の陸上関係の情報には必ず「NM」と表記されている。色々調べてみたが「NR」と表記されているものは全く見つからなかった。

「Record」とは「記憶されたもの」という意味だ。

「No Record」日本語に訳せば「記憶なし」じゃないか?



前出の野球には改善の兆しもないが、そこは国際的な陸上競技。

きちんと国際的に通用する表記に統一されたいものである。

だから、AthleteRanking.comでは「NM」という表記を基本にしている。



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